竹筆作り竹禅 三代目 制作作業の工程  2022/01/02更新

ゆっくりとお正月を過ごしたら、5日からゴソゴソと竹筆の制作に向けた準備に入る。
制作は8日から始めるが、その間はゆるゆると竹筆に携わる。



一月の制作作業 


冬場の竹筆の制作作業と材料


若竹筆

 

切置きして準備工程を経て乾燥させた若い黒竹が主の材料となる。


なぜ、すぐ制作してから乾燥に入らないのか?

それは切れない時期のための乾燥を終えた切置き材料として順次制作に回すからです。
柔らかい物を材料とした方が簡単なのは承知の上で、その時期にはもちろん若竹筆の制作に没頭しています。

但し、この時期は特殊竹筆の制作や準備に追われる季節でもあり、若竹筆の本数は作れません。

 

拭きの期間は切りお気を順次制作にまわす。
これらの切置き材料を使うことで年間を通じて制作出来るようにするのが竹禅の制作への準備なのです。




古竹筆


長年成長して黒くなった古黒竹の準備工程を終え乾燥させ、切置きした竹と、これから切る長年成長して黒くなった古黒竹が材料となる。

伐採の古黒竹はすぐに油抜きの後、一部を除き乾燥に入る。
なぜ一部だけで、すぐ制作してから乾燥に入らないのか?

それは切れない時期に乾燥までを終えた切置き材料として常に順次制作の材料とするためです。
柔らかい物を材料とした方が簡単なのは承知の上だから一部はもちろん時間を惜しみながら作り続けます。






割り竹筆の制作と材料の準備

人気が良い割り竹筆の材料も後わずかになり、これらを制作した後にはまた材料を用意します。

若、古など太目の材料を油抜き後に、およそのサイズに切り、割ってから乾燥させます。


また、制作の工程が違うことから丸いままに乾燥させる古竹もあります。

どちらの制作工程も一長一短で、メリットもデメリットも存在します。

割りをしたものは乾燥が早くなる利点と、軸に反りが入る欠点を持っています。

丸いままの竹は割れを防ぐために、ゆっくりと室内外の日陰で軸性の切置きにしておきます、


枝竹筆の制作材料

切置きして乾燥させた古黒竹の枝や、若い黒竹枝が制作の冬場には重点材料となる。
これから切る長年成長して黒くなった古黒竹は、およそのサイズ切、油抜きの後は乾燥させ切置きの材料とする。

 



 

特殊竹筆の制作準備

同じ作業で集中が切れ始めると特殊の「細身の竹筆」や「夫婦竹筆」などの各種の調整を行います。
また「家族筆」など二、三本を組み合わせる工程も行います。
これらに熱中することで基本的な若、古竹筆の制作意欲を起こさせていきます。




その他

細丸竹筆は在庫ゼロまで制作中止中です。
また、ご要望が有れば作り出すかも知れません。

竹禅の庵で10人くらいの竹筆の作り方講習会を開きたいが、コロナが終息しない限り無理みたいです。

まあ、全国各地に竹筆が広がっているので広報の状態は満足するしかないのでしょう。



一月は、時間との競争の様に乾燥前の竹、切置きの竹と年中作る過酷な時期でもあります。

冬はのんびりしているとお考えでしょうが、少しでも体を休めたいのが、スタートが遅い理由でもあります。


年寄りなので本当はむっくり、コックリと自由を楽しむはずなのですが、まだまだ役目は有るようです。

ゆるゆると作る季節は材料が減り始める、のどかな5月末〜6月半ば頃までのわずかな期間です。


毎月更新が出来たら、極力出来るように努力いたします。

 
竹禅 三代目  竹筆の郷








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