竹筆の特性

竹筆と一般的な市販の筆(高級品は除く)と筆部分を比較してみました。

〇竹筆の筆は竹の繊維により形が元に戻りやすい。
書いたときの形で固定されるのではなく、書く前の筆先に戻ります。



〇竹筆は墨のポタ落ちが少ない。
竹の繊維に直接吸い込むから持ちがよい。



〇墨を含む量が意外と多い。
繊維自体に含むからです。


〇かすれ文字が書きやすい。
初心者でも比較的簡単にかすれ文字に挑戦できます。


〇腰が硬い竹筆も作れる。
一般向きには、書や絵を自然と楽しめやすい。



竹筆のそれぞれの特性
私が制作する年中制作可能な竹筆について書き添えます。

 

黒竹の竹筆 繊維が多く、筆に向いている。


多年成長の竹を使った竹筆 


軸が黒色系で自然の模様がある物もあり。
材料A 作品用 見た目も美しい竹筆に仕上げる。
   繊維が多く一般の筆と異なり腰の硬さもある。

材料B 準作品用 

   見た目も美しく、繊維が多いものは良い竹筆になる。

材料C 普及用に多くの人に竹筆を知ってもらうために作る。
   少しでも多くを作るため制作工程の一部を省いている。


〇一年以内の材料と異なり繊維が固いので硬めの腰が作りやすい。

〇一般、慣れない方でもカスレ文字が書きやすい。

〇全体の風格があり、重厚さもある。

✖長年成長により、太く古くなるほど繊維が少なくないのが欠点。

✖一年物と比べて作りにくい。



成長一年以内の竹を使った竹筆 


若く青い竹を使うので軸が薄い茶系となる。


〇多年の材料と異なり繊維が多い。

〇柔らか目の腰が出来る。

〇少し慣れればカスレ文字が書きやすい。

〇全体が竹一本で作られていると実感が出来る。



✖長年成長により、太く古くなるほど繊維が少なくないのが欠点。

✖一年物と比べて作りにくい。

材料A 作品用 
   一般の筆と異なり腰の硬さもあるが多年成長の物利は柔らかい。

   多年の黒竹に比べ繊維が豊富で腰は柔らかいが十分にある。

材料B 準作品用 

   繊維が多いものは良い竹筆になる。

材料C 普及用に多くの人に竹筆を知ってもらうために作る。
   少しでも多くを作るため制作工程の一部を省いている。
   枝の切り後が目立つが、見た目より実用向きの素材と言える。


※多年成長の黒竹に比べ若い竹は繊維が多い物が多い。
 竹筆を使ったことが無ければ、是非、黒竹の竹筆Cでも良いので使ってみていただきたい。
 

 

細丸竹筆の特性


細丸竹筆

どこにでも生えていそうな細い竹を材料にしています。

〇黒竹の竹フデに比べて価格が安い。

〇筆の繊維が柔らかい。

〇初めての竹筆の感覚が味わいやすい。

 

〇筆先をカットして筆部分を好みの硬さに合わせやすい。




材料A 製作品、作品用

   柔らかい筆は一年以内の物を使用して、硬い筆部分を作る物は多年物を使用しています。

 

材料B 製作品として販売

   手作りの竹筆としては、手軽にお買い上げいただける価格で販売、普及用です。

 

材料C 竹筆を広めるために多くの材料が必要です。

   竹筆を初めて見られる、初めて手にする多くの方に渡るように製作していました。

   手間がかかりすぎるので在庫のみで生産は中止いたしました。

 

 

 

枝竹筆


材料は全て枝一本から使える物を取ったAです。

切り取った枝の特性から、通常の枝竹筆、ハケ竹筆、ボンテン竹筆の三種に分かれています。

多年成長の物と一年程度成長の物では同じ枝筆でも少し異なります。

枝竹筆 枝を切り、一節を切り捨て、長い筆部分を確保しています。
     筆先を好みに切ることで書や画にも適します。



ハケ竹筆 枝を切り取った元から形状を活かしています。

書だけで無く、絵を描く筆としても使えます。


ボンテン竹筆 元のわずかな筆となる部分を活かしています。
         絵手紙の画や書、使い方は色々です。


〇枝部分は、本体の竹よりも繊維が多くびっしりと詰まっています。

竹筆の同じ太さと比べると繊維が多いので書きやすい。

繊維が多いのが枝竹筆の利点です。


〇細い枝筆は、やや細めの文字書きや画に使用できます。
 枝竹筆は、硬い繊維を活かした書や画には適していると言えます。


〇使用範囲が広い枝竹筆と言えます。

硬くて豊富な繊維を活かして、用途に応じて使えます。

但し、そのまま手は固くおもえますが、水分を吸うと適度な柔らかさになります。

柔らかすぎる時は筆先を少しカットいて使うと良い。



〇一年物の材料を使った細丸竹筆と比べて硬めの筆先です。


✖枝竹筆は、ホームページ内の写真の様に曲がりが多い。



✖枝には、枝が生えているので切り落とした跡が必ず残ります。

 

 

 

 

 

 

 







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