若竹筆の乾燥写真と作業の説明                                             



今年は乾燥が例年とは異なる。
それまでの年なら裏も表も、極端な話だが明るいところに置いている竹で全体か均等に乾燥していた。

二年くらい前から焼け付くような日光や強い風のわりに乾かず乾燥にやや手を焼いていた。
異変には気づいていたが

今年は乾燥に120度ずつ日光に当てて乾燥、なので三倍以上の手間がかかる。
これがずっと続くようなら乾燥も大変なことです。
こちらでは天気予報がほぼ外れて、空が曇るたびに取り込み、様子を見てはまた外へと、ひやひやしながら
仕事が手に付きません。

そして、この焼け付くような毎日にクーラーの前に居る時間も長くなりました。

残念ながら、これが現在の乾燥と作業休憩の状態です。
                        


A)
 乾燥させながら最終仕上げを待つ若竹筆です。               こちらも同じ状態です。
         
 

                                             


B)
 繊維が上下の竹筆と比べ荒いのがお分かりいただけると思います。


       
これらの黒竹の若竹筆は、もう少し乾燥させて最低、後2回の調整をして最終調整、微調整に入ります。


C)
 最終調整を終えた微調整前の竹筆 これからも乾かしながらタイミングを待ちます。
                

A
、B、C、を比べてみると工程ごとの繊維の硬さなどがお分かりいただけると思います。


D)
繊維中間                              E)繊維粗目
        
 DとEはこれらの中間の状態です。    



左は若い「黒竹の若竹筆」  右は多年成長又は切置きの「古黒竹の竹筆」

調整は
�@制作当日の仕上げ調整 繊維の分かれをおよそでそろえる。
�A本格的な乾燥を前に全体の繊維の分かれを合わせる調整を行う。
�B確認調整で部分的に揃っていない繊維を合わせます。
�Cどちらも最終仕上げの手前の乾燥中の状態全体をチェックして腰の強さ、繊維の並び、平均力を揃える。                                                
�D最終全体仕上げの後で微調整を行い繊維1本ごとに確認して筆先のみ柔らかくする。



材料集め、作業前準備、制作、その後に調整、乾燥、調整を繰り返し、十分な乾燥と微調整まで多くの工程を経て
一本の竹筆が出来上がります。

書けば書くほど(描けば描くほど)離せなくなるのが、これらの若竹筆です。    
若竹筆参考価格ページ
飾ってよし、また書いても硬い独特の繊維で面白い筆が古黒竹の竹筆です。   古黒竹の竹筆参考価格ページ



竹筆の郷 三代目 竹禅





   
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