竹筆のつくり方 初歩編 2 

 細くて丸い竹を材料にして初歩の竹筆つくり       


 竹筆作家の三代目が教える細い竹を使った竹筆作りの講座です。

 筆者は、この細くて丸い竹で作った筆を細丸竹筆と呼びます。

 あなたも、細丸竹筆の作り方を覚えて作って見ましょう。






                   
材料のきり方 竹を切る  竹筆の材料 

今年生えた竹 材料の切り時
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温度が低い時は、繊維も硬い。

気温が上がり成長している時が切り時と言えます。

それぞれの月ごとに切って確かめておく。

成長期の方が繊維も良く、作業も楽となる。



新しく柔らかい竹を使うと作業は楽でも繊維が弱い。

作業中でも繊維が折れやすい。

乾燥させた後で、軸が収縮して見た目が悪い。



関連一言ポイント

上部だけに葉がある、今年の竹なら硬くても大丈夫です。




根元で切る


なるべく根元で切る 竹の切り方
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なるべく根元から切ると繊維が柔らかく多い竹もある。

地中の部分や草などに覆われた部分は色が違う。

この色が違う部分を残すように根元から切る。

細くて丸い竹は、色が違う肌色が濃い部分は繊維が弱い。

しかし、大きな竹で筆を作るときにはこれが役に立つ。


 年中、材料となる細い竹は取れる。

 一本から一本(A)

 二本目から取れるのは(B)

 三本目からの材料は、(C)となり、実用には向かない。



関連一言ポイント

春〜夏の時期は、一本の竹から1〜2本(A、B)取れる。

秋〜冬は、一本の竹か筆になるものはら一本しか取れない。



筆先の理解

下から筆先を決める 切り取った後の確認

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柔らかいところは筆先に選ばない。

 筆となるのにふさわしくない竹は扱わない。

 虫食い、病気、曲がり、汚れすぎた物、

 肉の薄い竹などは省く。

 練習は別だが、無駄な時間のロスが悔やむ結果となる。



 硬さの確認

 一番下の良い部分(筆先になる部分)を真直ぐに切ってみる。

 数本切っているうちにわかる。

 一部に硬いところのある物は省く。

 柔らかすぎず、筆の取れる部分で切り、筆の先端とする。

 色が肌色の柔らかすぎる場所は繊維も弱い。



関連一言ポイント

竹筆にふさわしいものを選別することも大切なことです。

太い竹を使って作る時に、無駄を繰り返すことになります。

わからなければ少し叩いてみよう。繊維が切れれば使えない。





竹筆の制作工程 1

古い皮を取る

節に竹の子の名残の皮が付いている竹 節の皮を取り除く
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すべてに皮が付いている。

中に虫が穴を開けたものや、汚れなどある。

しかし、春以外は皮の中を確認をするしかない。

皮の元はどうしても残りやすい。

だが、乾燥してから取ることも出来る。

問題は汚れだけ....

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剪定バサミで節(皮)の根元を軽く挟む

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そのまま、竹を一回転すると皮が根元から外れる



関連一言ポイント

なるべく皮の根元にハサミのはを当てる。

ハサミを回さず竹を回すこと。




竹筆の制作工程 2

筆先の位置を決める

色が薄い根元の部分 根元の肌色のところは筆にしない
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せっかく根元から切ったのに色が肌色

この部分は繊維が柔らかく弱い。

ここを筆先に決めてサイズに切ると使えなくて

筆軸も短くなりすぎる。


初めての人はタタキの工程で叩いて見ても良い。

叩きで、この繊維の事を良く覚える。
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明らかに上と根元では色が違う

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木の葉や、土の中にある肌色の部分



関連一言ポイント

竹によっては、繊維が多いものもあります。

一度、色の違う戦端を叩いて、繊維が切れるようではだめです。

もう少し上から、筆の部分と、サイズを取りましょう。




竹筆の制作工程  3 

サイズを決める

竹のサイズを決める 筆のサイズで、材料を切る
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 筆軸の長さも大切ですが、筆部分が取れるか確かめます。

 サイズでの切断は、軸を少し長めにしておきます。

 少し長いままで作業は、続けます。

 次に切るのは、油抜きの前です。


 いつも竹を真直ぐに切る練習も大切です。

 よく切れる剪定ばさみを一本用意してください。



関連一言ポイント

一度切ると、サイズを伸ばす事は出来ません。

油抜きの容器に合わせて、適切な場所で切ることに慣れてください。

細い竹は、筆部も短く、見た目の感じでサイズを決めてもかまいません。





サイズの目安を作っておく



見本のサイズの竹を作っておく 竹筆のサイズを決める
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 太さにより目的のサイズ見本を作っておくと良い。

 これには油抜きの容器にも関連する。

 いつも使う長さに合わせて見本竹を乾燥させておくと良い。

 後から、サイズ決めに迷わなくなります。

 細い竹は、筆先からサイズを測ります。

 大きな鍋や蒸し器の幅に合わせるのも忘れない。

 大きい竹は、別な方法でやるのでサイズは自在です。



関連一言ポイント

細い竹専用に、目安竹を作り、良く乾燥させておく。

これがやがて太い竹筆の長さを決めるときにも参考になります。




竹筆の制作工程   4
筆のサイズに切る 

筆のサイズに切る 適当にサイズに切ったら筆にならない
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どこを筆の元にするか決めるのは、慣れないと難しい。

特に節を挟んで軸と筆に分ける場合は筆部分を中心とする。

迷わない、時間をかけすぎないで、筆先を決める。


節を入れずに作る場合は、筆先の先端が節の上になる。

この時、余り節に近いところで切ると

新しい芽のくぼみや、変形がある事が多い。

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先にサイズを決めて切ると、皮も取れます。

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皮の中に虫の穴などあると使えません。



関連一言ポイント

筆部から決めて切り、汚れ、虫などの確認後全体のサイズに切ります。
節から上を筆として切る時には、少し節から離して上を切る。





竹筆の制作工程  5

新芽の処理

新芽のある節 新芽の処理
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筆と軸の間に節があってもどこに有っても

新芽は取り去る事が必要です。

ここから虫が入る事などもあります。

後で虫が広がるのを防ぐ。

新芽の根元からナイフやハサミを当てると

簡単に取れます。

後回しにせずに取って、確認もしましょう。
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関連一言ポイント

青い内は柔らかい、乾燥させると根元まで取れないこともある。

虫の予防としても取ったほうが良い。





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 初歩編
竹筆の材料となる竹の見分け方 
 細くて丸い竹
 竹筆に適さない竹1 古い竹
 竹筆に適さない竹2 軸が汚れた竹
 竹筆に適さない竹3 曲がった竹
 竹筆に適さない竹4 虫の入った竹
 竹筆に適さない竹5 柔らかい竹
 竹筆に適した竹 1 新しい竹
 竹筆に適した竹 2 繊維肉の厚み
 
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竹の切り方
 根元で切る
 筆先の理解

竹筆の制作工程 1  古い皮を取る
竹筆の制作工程 2 筆先の位置を決める
竹筆の制作工程 3 全体のサイズを決める
竹筆の制作工程 4 筆のサイズに切る
竹筆の制作工程 5 新芽の処理


次は、竹筆の制作工程 6〜   





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